クラブW杯決勝で世界に衝撃を与えた柴崎岳。彼は一体どんな選手で、人物なのだろうか? 恩師の言葉からその人物像を紐解いていこう。 Jリーグ王者・鹿島アントラーズの挑戦は準優勝というエンディングで幕を下ろした。 FIFAクラブ・ワールドカップ決勝でレアル・マドリーと対戦し、延長戦も含めて120分間の激闘を演じた。惜しくも2−4で敗れたが、世界最高のクラブと称される欧州王者に対して効果的なプレスと組織的な守備を見せ、要所で相手ゴールに襲い掛かったその奮闘ぶりは世界中のサッカーファンから称賛されている。 中でも最も評価を高めたのが2ゴールを奪った柴崎岳だ。44分、52分と左足でネットを揺らし、一時は2-1で鹿島がリードを奪う最大の立役者となった。柴崎の2ゴールによりレアル・マドリーは明らかに目の色を変えて“本気モード”となっていた。欧州王者を、世界を、Jリーグ王者の鹿島と柴崎が本気にさせたのである