NHK教育テレビで1983〜88年度に放映された学習番組「おーい!はに丸」の主人公・埴輪(はにわ)の王子「はに丸」が、世界遺産登録を目指す羽曳野市の古市古墳群のPRに一役買うことになった。 はに丸は、人間から言葉を学ぶキャラクターで、「はにゃ」の決めぜりふで親しまれた。2009年に教育テレビ放映50周年で募った再放送リクエストでは5位に挙がった。 実は、はに丸は、NHKプロデューサーが、交流があった人形劇団「カッパ座」(富田林市)の古市馨座長(68)に古墳群を案内されたとき思いついた。つまり同古墳群が古里だ。 地元の町づくりNPOが「世界遺産登録に協力を」と働きかけ、着ぐるみを制作、保管している同劇団が「はに丸も仲間がたくさんいる故郷で活躍でき、うれしかろう」と快諾。NHKも了承した。 5月に羽曳野市で予定しているイベントに登場し、長年眠っていたはに丸が観客に呼び起こされて、世界遺産登録へ