(1)広告戦略策定をリードするアカウントプランナー この項では、広告会社におけるアカウントプランナーの役割とアカウントプランニングのプロセスについて、もう少し具体的に述べていこうと思う。 一言で言うならば、アカウントプランナーは、広告会社において広告戦略策定−どのような課題を解決するために、広告でどのような人に何をメッセージするのか−を、中心的に推進していく役割を担っている。 日本の広告会社では、その役割は長年「マーケティングプランナー」や「ストラテジックプランナー」等といった呼称で存在してきた。広告クリエイティブの土台となるような、ターゲットの選定や広告メッセージのベースを、リサーチなどを引きながら立案する。いささか乱暴ではあるかもしれないが、アカウントプランナーは、基本的に、そのようなことに関わっている人々であることに変わりはない。 では、なぜ「マーケティングプランナー」や「ストラテジ
最初にお断りしておきます。 このクリエイティブ・ブリーフについての補足は、主に広告や販売促進などのプロモーションに関わる仕事を対象にして書いています。ですから、「クリエイティブ・ブリーフとは何か?」といった定義や、「クリエイティブ・ブリーフは何故必要か?」といった基本は、一切省いております。 より一般的な企画書の書き方を学びたい方は『鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ』(パトリック・G・ライリー著)という本が出ておりますので、そちらを参考にしていただけると幸いです。 それから、「日本(の広告会社)のアカウントプランナーが書くクリエイティブ・ブリーフは本物か?」といったお話も省かせていただきます。個人的には「クリエイティブ・ブリーフが何たるか、わかっていない」と思うことは多いのですが、それはAP個人の問題と言うよりも、多くの広告会社がAPの役割を理解していないことから来るものだからです。
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