男が小学生に「雨が降ってるからこの傘使いな」と声を掛ける事案が発生―。2023年1月、九州地方で発信された防犯情報メールがSNS上で物議を醸した。「傘を貸しただけなのに」「不審者扱いされるなら助けないほうがいい」。声掛けをめぐる防犯情報が取り沙汰されるのは、これに限った話ではない。地域の見守りに何が起きているのか。取材を進めると、防犯と道徳のはざまで揺れる大人たちの姿が浮かび上がってきた。(時事ドットコム編集部 太田宇律) 【写真】「防犯モラルジレンマ教育」の授業を受ける小学生(提供写真) ◆本当に不審者か 「判断は難しい」 この「不審者事案」が発生したのは、23年1月下旬の朝。防犯情報メールによると、黒い車に乗った年齢40~50歳くらいのサングラスを掛けた男が、登校中の男子児童らに声を掛けた。ただの親切だったのか、本当に不審者だったのか。児童らが通う小学校側に取材すると、教頭が慎重に言葉
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