沼津市西浦地区特産の「寿太郎みかん」をPRするため、JAなんすんが市内の大型商業施設ららぽーと沼津で展示していた人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」のキャラクターの等身大パネルが、「スカートが透けているように見える」などと指摘を受け、撤去されていたことが17日、分かった。一方、ファンなどの間では指摘を行き過ぎとの意見もある。 パネルは、アニメキャラクターの高海千歌さんが制服姿でミカンを手に立っているデザイン。同市を舞台にしたアニメでは、高海さんの好物がミカンとされているため、JAは12日、高海さんを西浦みかん大使に任命するイベントをららぽーと沼津で開催し、パネルも展示していた。 JA担当者によると、14日に「キャラのスカートが透けている」などの指摘が電話やメールで複数寄せられた。関係機関と話し合い、16日夕に一時的に撤去したという。 ただ、ファンからは見え方は人によって異なるとして展
リニア中央新幹線は2037年をめどに東京・品川—大阪間の全線開通を目指しています。27年には品川—名古屋間が部分開業する予定で、直線に近いルートを採用しています。静岡県内では静岡市の北端部にある南アルプスを横切る計画です。南アルプスには大井川の起点があり、中下流域に住む人たちの水源になっています。
岐阜のリニア工事、水位低下で国交相「速やかな原因究明、丁寧な説明を」 リニア中央新幹線のトンネル掘削工事が行われている岐阜県瑞浪市の井戸などで水位が低下し、JR東海が工事を一時中断したことを受け、斉藤鉄夫国土交通相は17日の閣議後会見で、JRに対して速やかな原因究明や地元住民への丁寧な説明を求める考えを示した。 斉藤氏はJRから、水位低下を確認した後の応急措置や代替水源の確保、トンネル湧水を抑える対策、ボーリング調査などについて報告を受けたと明らかにし「調査を踏まえた適切な措置が取られるよう、引き続き指導・助言を行う」と述べた。 JRは16日、水位低下はトンネル工事による影響の可能性が高いとして、工事を止めた上で地質を調べるボーリング調査を始めると発表した。 (東京支社・中村綾子) 【立候補者アンケート回答】川勝県政どう評価? 県政の最大の課題は? 地域振興策は? 静岡県知事選 静岡新聞社
事故現場周辺を調べる県警高速隊員=14日午後11時45分ごろ、浜松市浜北区の新東名高速道上り(代表撮影) 14日夜に浜松市浜北区根堅の新東名高速道上りを走行中の乗用車から男性が転落し、死亡した事故で、男性は後部座席の窓から自分で車外に飛び降りたとみられることが15日、捜査関係者への取材で分かった。県警高速隊などは死亡したのが神戸市の30代男性とみて、身元の確認を急いでいる。 関係者によると、男性は神戸市の自宅から、神奈川県内の自立支援施設に向かう途中だった。同施設の職員2人が前の座席に同乗し、後部座席には男性が1人でいたという。後部座席のドアには鍵がかかっていたとみられる。 事故は14日午後8時50分ごろに発生。男性は複数の後続車と衝突し、現場で死亡が確認された。現場は片側3車線の直線道路で、男性は中央の車線上に倒れていた。 14日午後9時から通行止めになっていた浜松いなさジャンクション―
難波喬司副知事に脅迫状が届き、静岡県が静岡中央署に告訴していたことが7日までの関係者への取材で分かった。同署は脅迫容疑で捜査している。関係者によると、脅迫状はリニア中央新幹線問題に関し、大井川水系の流量減問題でJR東海と対立する県の姿勢を批判する内容が盛り込まれていて、難波副知事宛てに送られてきたとみられる。 難波氏は国土交通省出身で2014年5月、副知事に就任。18年5月に再任された。任期は22年5月17日まで。 静岡県警の不審者情報メール 青森・八戸の事件後、登録者が急増(2019/11/16 13:50)三島の男性殺害未遂 静岡地裁沼津支部、男に懲役4年判決(2019/11/16 07:37)自立支援施設に移動中、飛び降りか 浜松の新東名上り死亡事故(2019/11/15 15:10)車から男性転落 後続車衝突、死亡 浜松の新東名上り(2019/11/15 12:02)新東名上り 浜
道路上の置き石が原因の交通事故を装い、車両保険金をだまし取ったなどとして浜松西署と県警交通指導課などの合同捜査班は16日、詐欺と偽計業務妨害の疑いで韓国籍、浜松市西区大平台、塗装工の男(34)を逮捕した。 合同捜査班は容疑者が2018年10月以降、浜松、湖西両市の路上にコンクリートブロックなどが相次いで置かれていた置き石事件に便乗し、保険金詐欺を企てたとみて調べを進める。 逮捕容疑は19年4月14日午後9時10分ごろ、浜松市西区入野町の新川沿いの市道で、自ら置いた石に乗用車を衝突させ、川に転落、水没させる交通事故を起こして虚偽の被害届などを浜松西署に提出。警察業務を妨害した上、車両保険金など約80万円をだまし取った疑い。捜査関係者によると、容疑を否認しているという。 浜松、湖西両市ではブロックなどが路上に置かれる事件が二十数件相次いでいた。容疑者は事故当時、置き石事件について知っていて「石
リニア中央新幹線南アルプストンネル工事が計画されている大井川上流部の本流直下に断層や破砕帯が存在する可能性があることが30日、複数の地質学専門家の指摘で分かった。山梨県側へのトンネル湧水の流出が懸念される畑薙山断層と近接していて、工事中に大井川の水が破砕帯を通じて県外に大量流出し、下流部の河川流量に影響を及ぼす恐れがあるという。JR東海も断層の存在を把握しているとみられるが、これまでの県との協議では説明していない。 専門家によると、大井川本流直下の断層は山梨側に向け傾斜していて畑薙山断層と地下で一体化している可能性もある。トンネルより上流には川に沿った断層も存在するとされ、川から地下に染み込む水が大量に含まれている可能性がある。トンネル掘削時に高圧で大量の水が噴き出すことが懸念される。 大規模な破砕帯がある畑薙山断層は大井川に沿って南下し、川の下をくぐるとみられている。この断層にも同様に川
大井川最上流部に位置する田代ダム(手前)。数キロ先にリニアのトンネルが計画されている=8月中旬、静岡市葵区(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から) 大井川の水は守れるのか―。JR東海が建設するリニア中央新幹線の南アルプストンネル工事で、トンネル内に湧き出る水の扱いを巡って同社と静岡県の対立が続いている。県の求めに応じ湧水全量を大井川に戻すとした同社だったが、ここに来てトンネルを掘り進む一定期間、全量は戻せないと表明。流域住民に困惑が広がった。流域は昔から水不足に苦しみ、国策として進められた水力発電所の開発にも翻弄(ほんろう)されてきた。その歴史を振り返り「水の恵み」について考えた。 >空撮動画 大井川を上流から下流へとたどる ■生活、産業にフル活用 少量減でも募る懸念 8月25日、静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」で大井川を上流から下流へとたどった。見えてきたのは、限られた水を生活や産業にフル活
リニア中央新幹線南アルプストンネル工事に伴う大井川流量減少問題で、JR東海の新美憲一中央新幹線推進本部副本部長は29日、昨年10月に同社が表明したトンネル湧水の全量を大井川に戻す方針に関し「約束ではない」との認識を示した。全量回復とした当初の方針は「工事完了後との認識だった」と釈明し、工事中を含むトンネル湧水の全てを大井川に戻すとする方針を事実上撤回した。 静岡県庁で開かれた利水関係者との意見交換会後に記者団の取材に答えた。新美副本部長は「その時点(昨年10月)で工事中、工事完了後など、細かいところまで詰めて話をしていなかった」と説明。全量回復の具体策について「私の頭には浮かんでいない。これ以上はノーアイデアだ」と述べた。一方でトンネル湧水の県外への流出量を減らす努力は、引き続き検討する考えを示した。 流域市町や利水団体は「全量」には、工事中に発生する湧水も含まれるという認識で「約束が守ら
覚せい剤取締法違反事件の裁判に証人として出廷した静岡県警の男性警部補が虚偽の証言をしたとして、弁護人の内山宙弁護士(静岡市駿河区)が29日までに、偽証の疑いで男性警部補を静岡地検に刑事告発した。同日、内山弁護士が県庁で会見し明らかにした。 警部補は同事件の捜査を担当。公判の証人尋問で、2018年5月に別の男を逮捕した際「被告に覚醒剤を注射された」との供述を得て捜査を始めたと述べたが、開示証拠には同年2月に取得した被告の住民票があった。警部補はその後、2月に被告の捜査を始めたことを認め「情報提供者を守ろうと思った」と事実と異なる証言の理由を説明した。 被告の男は同年7月、別の男に覚醒剤を注射した容疑で逮捕され、その際の尿検査で発覚した覚醒剤使用の罪に問われた。弁護側は逮捕や捜査の手続きに「重大な違法がある」と無罪を主張。検察側は「捜査に問題はない」と懲役3年を求刑している。静岡地裁は29日に
JR東海の工事担当者に意見を述べる島田市の染谷絹代市長(2列目の左から2人目)と川根本町の鈴木敏夫町長(左端)=29日午前、県庁 リニア中央新幹線南アルプストンネル工事に伴う大井川流量減少問題で、大井川の水を使う流域市町や利水団体とJR東海の意見交換会が29日、静岡県庁で開かれた。同問題を巡って利水関係者とJRが直接、意見交換するのは初めて。島田市の染谷絹代市長と川根本町の鈴木敏夫町長が出席し、流量減少に懸念を表明した上で、具体的な対策を示すよう強く求めた。 トンネルから湧き出た水に関し、JRは大井川に全量を戻す方針を表明する一方、工事中は一定期間、戻せずに他県に流出することを明らかにしている。 染谷市長は改めてトンネル湧水の全量を大井川に戻すよう要請し、中下流域の地下水への影響を防ぐ対策を含め「具体的な手法について納得できる説明がほしい」と強調。「一日も早く協定を結び、本体工事に取り掛か
アニメ制作会社「サンライズ」(東京都)は25日、沼津市を舞台とする人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」に関連する商標法違反事件で、偽グッズを販売していた業者の摘発に尽力した沼津署と県警サイバー犯罪対策課、生活保安課に感謝状を贈った。 サンライズ法務部の田中英二次長が同署を訪れ、同署生活安全課の依田隆利課長、サイバー犯罪対策課の川村法彦課長補佐、生活保安課の近田和弘課長補佐に感謝状を手渡した。 田中次長は「多大な制作費と労力を掛けて育ててきたキャラクター。楽しむ域を超えた金もうけは犯罪だと啓発する機会にもなった」と感謝。依田課長は「(ラブライブを通じて)市を挙げて町おこしをしている中で、商標権の侵害は許さないというメッセージになったと思う」と話した。 同署などは1月、「ラブライブ!-」のロゴに類似した商標を付けたグッズを販売していたとして東京・秋葉原の衣料品店の経営者ら3人を商標法違反
JR東海の金子慎社長は12日、名古屋市で開いた定例記者会見で、南アルプストンネル工事に伴う大井川の流量減少問題で静岡県との溝が埋まらないリニア中央新幹線事業について「国策と言えるような目的の下に進められている。早期開業への期待が大きい」と強調し、国家事業への理解を県に求めた。静岡工区(静岡市葵区)だけ着工できない期間が長引き、同社は国の後ろ盾を背景に、環境などへの影響を懸念する地元から強行とも取られかねない姿勢を鮮明にし始めている。 金子社長は先月末の東京での記者会見で、2027年を目指す東京・品川-名古屋間の開業が遅れる可能性を示唆。この日も「着手できない状態が続けば、開業時期に影響する」と言及した。県との対話に「今後も誠実に取り組む」とする一方で「計画が円滑に進むよう主管庁に措置をしてもらえるならありがたい」と国が調整役に乗り出すことにも期待感を示した。 金子社長の東京会見を受け、石井
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