独『シュピーゲル』紙の記者たちが書いたWikeLeaks本、『全貌ウィキリークス』をパラパラとナナメ読み中。 第9章の「ウィキリークスの誤算」という項に興味深い話が。立ち上げ当初の目論見とは違い、既存の報道機関との協力関係を深めていった事について、ジュリアン・アサンジ氏がネットを介した"群衆のチカラ"、クラウドソーシングに落胆する様子が書かれています。 クラウドソーシング - Wikipedia ■「ブロガーは新たな真実を暴露することに興味がない。今話題のテーマを語りたいだけ。」 > 当初アサンジは、インターネットを通じて不特定多数の「群衆(クラウド)」に作業を委ねる「クラウドソーシング」に賭けていた。つまり、資料を読み込み、分析し、評価するであろう多くのネットユーザーの知識と力をあてにしていたのだ。しかし、うまくいかなかった。 アサンジは二〇〇八年にすでに、ウィキリークスのボランティアの