昔、竹内好さんの雑誌『中国』(1963〜1972)の何号だったか、終わり頃の号を読んだ事があります。魯迅の——「フェアプレイ」はまだ早い——を紹介していて「水に落ちた犬を打つ」のフレーズが頭に残りました。もとの魯迅自身の評論を読みたいと調べたら、文庫本の『魯迅評論集 竹内好編訳 』に評論として所収されていました。一度は図書館で借りたのですが、手元に置いてじっくり読みたくなり結局AMAZON(配送料込みで447円)で購入。実はこの本、絶版になってます。全集は別として、在庫が売り切れたら文庫版では手に入らないってことでしょうか。ネットで検索しても竹内好さんの訳文のが出て来ないので、テキスト起こしをしてみました。 辺見庸ブログでも、「日録12 私事片々2014/04/03~2014/04/13」で魯迅について言及しています。こんな世だからこそ、今、魯迅を読みたいと思います。 ←牛込の日本語学校・