満蒙開拓、1940年を境に変化 入植先や帰国率をデジタルマップに 「全開拓団データ」を分析【鍬を握る 満蒙開拓からの問い】 阿智村の満蒙(まんもう)開拓平和記念館が公開している「全開拓団データ一覧表」は、長野県を含む全国各地から満州(現中国東北部)へ渡った開拓団の入植地域、在籍者数など貴重な情報が一元的にまとめられている。信濃毎日新聞は、入植省や入植年など特定の項目に着目してデータを分析。1932(昭和7)年から始まり、45年(同20)年の終戦の年まで続いた入植は、40(同15)年前後を境に入植団数が大きく変化している。入植省別や年別にデータを整え、感覚的に把握できるようデジタルマップと電子グラフにまとめた。 同館が公開したデータには、情報が記入されていない項目もあり、その場合は分析に利用できない。そのため、分析ごとに扱っているデータ数は異なる。 デジタルマップや電子グラフは、ポイントなど