監督:本木克英 脚本・原作:土橋章宏 俺は昔から深田恭子が好きである。 以前、割と普通に愛をこめたエントリを書いたこともある。 深田恭子が放つ、「変」オーラという宇宙。-虚馬ダイアリー 昔の深田恭子はどちらかというと、周囲から「浮き立つ」ことが最大の個性であった。とにかく彼女がいるとふっと彼女の、いい意味で「空気を読まない」圧倒的な存在感が、「違和感」として作用する稀有な存在であった。彼女が登場した瞬間「深キョンオーラ」がスクリーンにある種の「異物」スレスレの存在感でそこにあるのである。 しかし、彼女は年月を経るにつれ、その「変」オーラを「隠す」術を覚えた。というか、普通に芸歴を重ねる中で女優としての「幅」が増えたといえるのかもしれない。 だが。彼女の「変」さは今も健在な気がする。時に俺の彼女への「認識」が「揺らぐ」瞬間があるのである。彼女は自らの「変」オーラを消すのがうまくなった代わりに