一度敵ゴール付近にポジションを取ってからスロワーに寄っていくなど、ボールの受け方にも戦術的進化が見られる 【写真:松尾/アフロスポーツ】 近年、高校サッカー界で流行しているロングスローだが、それを活用するチームが増えているのは、それだけ多くの指導者が戦術としての有効性を認めているからだ。今回の高校選手権では、その進化をはっきりと確認できた。もはやロングスローは単なる「飛び道具」ではない。そして、今後さらに進化していく可能性を秘めている。 タッチライン際でボールを手につかんだ選手が長い助走を取る。大技を期待する観客と、足技見たさにがっかりする観客がいる。サッカーにおけるロングスローは、そんな技である。 第98回全国高校サッカー選手権大会は、1月5日に準々決勝を終えてベスト4が出そろった。12月30日に始まった戦いの中で、多くのチームが個性を見せながら涙をのんだが、ここまでの試合を通じて、近年
![高校サッカーで進化するロングスロー戦術 もはや単なる「飛び道具」ではない - スポーツナビ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d3fd0ce325f2bf990481fb34e493f6e2d2a0fb28/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fsports-pctr.c.yimg.jp%2Fdk%2Fiwiz-sports%2Ftext%2Fimages%2F2020%2F0108%2F202001080005-spnavi_2020010800008_view.jpg)