2016年もいよいよ年の瀬を迎えた。例年この時期に、1年間の汚れが溜まったキーボードを掃除することにしているのだが、今年はかなり掃除しがいのあるキーボードが手に入ったため、せっかくなのでキーボードのプロに掃除術を尋ねてみることにした。 今回、キーボードを始めとしたPC周辺機器の製造・販売を手がけるアーキサイトを訪問。キーボードをはじめとするHIDデバイスの企画開発を担当する木村氏に、「これが掃除する予定のキーボードです」とブツを披露したところ、木村氏が絶句した。 そのキーボードは筆者が知人から最近引き取ったもので、8年間酷使しながら一度も掃除したことがないという、ある意味レアである意味アレなキーボードだった。引き取った際は気付かなかったが、陽の光のもとで眺めてみると、廃墟を彷彿とさせるハイレベルな汚れ具合である。 キーボードを検分する木村氏。アーキサイトの製品企画部 プロダクトマネージャー