【前回までのあらすじ】 川太郎(河童)は、人間の与四郎に取られた元許婚のお六(ろくろ首)を取り戻すために、野良狐の玉の力で人間の色男に化けたはずだったのですが。。。 ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 化物夜更顔見世 2巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション (13ページ目です) ※画像は拡大できます。 【原文】 化け物共、ちょろけんに追い散らされ、「どうも化けた気《き》だが、化けねヱとハ合点がゆかぬ」と、野良狐が方へ来たり、この由《よし》を話せば、狐、「それは心得ぬ」と名玉の箱を取り出《いだ》し、よく/\見れば、玉ハ何時《いつ》の間にやら鳥《とり》の町《まち》[「(鳥の町に)鳥が帰る」→「取り替える」ということ]、唐《とう》の芋《いも》とぞなりにけり。 狐も肝を芋にして、「いもうようもない」と呆《あき》れたとのこと。 いかに青本《あ
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