女子テニスの大坂なおみ選手(23)=日清食品=による試合後の記者会見拒否は5月30日、罰金を科される事態へと深刻化した。今後も会見を拒否すればペナルティーとして4大大会に出場できない可能性もあり、主催者側との溝は深まっている。 トップ選手ら「理解できる」「仕事の一部」 全仏オープン女子シングルス1回戦で勝利後、記者会見を拒否した大坂選手に対し、全仏の主催者は30日、1万5000ドル(約165万円)の罰金を科した。さらに4大大会の主催者は連名で異例の声明文を発表。会見拒否が続いた場合は全仏の失格、他の4大大会での出場停止を警告した。 声明では、メディアが競技の発展やファンの拡大に貢献してきたことを踏まえ個々に特例を認めることは公平性を欠くと指摘。対話を促し、再考を求めたが受け入れられなかったとしている。「メディア対応は試合結果に関わらず、ファンのための選手の責任であり、選手の信念や実績とは関