早川書房さまより、マイケル・サンデル教授の新刊『それをお金で買いますか――市場主義の限界』を頂戴しました。ありがとうございます。ということで、いつものように簡単にご紹介と感想を。 誤解を恐れずに言えば、本書は非常に有意義な「ビジネス書」であり、多くのビジネスパーソンに手に取って欲しい一冊だと思います。取り上げられている「ビジネス」はユニークなものばかり。命名権や広告化、プライバシーの商品化、インセンティバイズ、予測市場などなど……中には野球中継で「ホームラン」を「バンクワン(※銀行名)・ブラスト」と言い換えて宣伝するという変わったものまで。特に新しいビジネスモデルを探しているベンチャー企業や、大企業の新規事業担当者にとっては、「その手があったか!」という気付きを数多く与えてくれることでしょう。 しかし様々な場所にビジネスを見出せるというのが、本書を読んでもらいたいと感じた理由ではありません
![【書評】サンデル教授の新刊『それをお金で買いますか』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5df1905a89f2bfb0f5c3610bea4249194409600c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblogs.itmedia.co.jp%2Fmt-static%2Fsupport%2Fassets_c%2Fuserpics%2Fuserpic-47-100x100.png)