画像説明, ウクライナ東部出身のリュドミラ・ボボワさんは、2014年に勃発した戦闘から逃れ、ハルキウの仮設住宅に移り住んだ。「ここでなら自由に息ができる」とボボワさんは話す ウクライナ東部ハルキウ(ハリコフ)市中心部から車で30分ほどの場所にある、低層の建物が立ち並ぶ工業地帯では、幹線道路から奥まったところに、青い金属製フェンスで囲まれた白い輸送用コンテナのようなものが並んでいる。 ずらりと並んだコンテナは、この時期になると雪に覆われる。実はこれらは、ロシアの後ろ盾を受ける分離派が東部ドンバス地方の大部分を武力で占領した2014年に、戦闘から逃れてきた人たちが仮住まいしているコンテナ村だ。 この「モジュール都市」の住人は、驚くほどすし詰め状態で暮らしている。工事現場で見かけるような移動式キャビンを想像してほしい。低い天井には細長い蛍光灯がついていて、内部はリビングやキッチン、バスルームにわ