私が起業を決断した日私自身、まさに起業準備をしながら、『起業のすすめ』を書きました。 私が起業を志すようになったのは、2020年の夏のことです。それまで自分が起業するなど、夢にも思っていませんでした。 別に起業に憧れているわけでも、上場(IPO)して大金持ちになりたいわけでも、それまでの仕事に大きな不満があったわけでもありません。 それなのに、なぜ起業という道を選んだのか? きっかけは、何気ない会話からでした。 当時、私はNewsPicksという新興経済メディアで働いていたのですが、参画から6 年が経ち、編集部の立ち上げ、動画プロデュース会社の創設・黒字化など、メディアの土台はある程度でき上がったタイミングでした。 次にどんな挑戦をしようかと、ニューヨークで働く創業者の梅田優祐さんとZoomで話していた時に、「佐々木さんは、起業した方がいいのではないか」とアドバイスされたのです。 「ああ、