石神井川。後述の加賀緑橋の記念碑「やすらぎの水辺」付近の光景。 不忍池(蓮池) 矢ガモ[注 1](やガモ)は、1993年(平成5年)1月22日に東京都の石神井川で発見された、クロスボウの矢で射られたオナガガモの通称。矢が刺さったままの姿で石神井川や不忍池を行き来した末に、翌月の2月12日に上野動物園で保護され、矢を摘出された状態で放された[6]。矢の刺さったままで生き続ける姿が痛々しいとして話題を呼び、動物愛護の象徴ともいわれ、多くのメディアで話題に昇った。しかしその一方、保護されるまで見物人が急増したことや、報道の過熱ぶりが問題視され、日本では社会問題にまで発展した[3][7]。 1993年1月22日、石神井川で背に矢が刺さったままのメスのオナガガモが発見され、板橋署に連絡が入った[4][8]。このカモは矢が刺さったままの姿で生き続け、不忍池に顔を出したり、また石神井川に戻ったりと、水辺