このように、ワインの香りの表現は、巧みな比喩を駆使して行われますが、ただ単に印象のみを表現するのではなく、「第一印象として健康度(若い、カビ臭がしない)」、「強弱」、「熟成度」、「複雑さ」、「内容(フルーツ系か植物系かスパイス系かなど)」を、明確に意思を持って組み合わせながら、表現されることになります。 中国茶の場合でも、お茶の良し悪しを判断する場合に、古いか新しいか、味が強いか弱いかなどを判断することがありますが、中国茶の香りも、このようなお茶の性質を考慮に入れた表現が出来るようになると、素晴らしいことだと思います。 さらに、香りの表現をより工夫できる方法があります。それを見てみましょう。