机に伏せて眠る生徒たち。自由参加のため、予習をしている生徒もいる=福岡県久留米市城南町 福岡県久留米市の県立明善高校が、昼休みに15分ほど「午睡(ごすい)」の時間を設ける取り組みを6年近く続けている。「午後の授業の集中力が増して成績が上がり、大学の合格率もアップしている」と同校。生徒の体調も安定するという効果も出ている。 11日午後0時50分、校内にチャイムが響いた。「ただいまからエネルギー充電のための午睡タイムに入ります」という呼びかけが校内放送で流れ、モーツァルトの曲が流れる。照明を消し、ブラインドを下ろした教室では、多くの生徒が机で眠りについた。 ほぼ毎日昼寝を取っているという2年生の久保田裕基君(17)は「朝5時半に起きてうきは市から通っているが、午後に眠いことがなくなった。授業がはかどる」。小林由実さん(17)も「起きたらすっきり。ソフトテニスの部活をして帰っても、家で眠く