京都教育大学は28日、プライベートクラウドシステムを富士通のデータセンターに構築することを決定したことを公表した。同大学では、事業継続計画(BCP)対策および学生へのサービス向上として、2013年までに全基幹システムのクラウド移行を計画している。 同大学では第一弾として、メールシステム、ファイルシステム、ホームページサーバを移行し、東日本にあるデータセンターにおいて24時間365日稼働させる。これにより、災害時の連絡手段を確保し、法定停電の影響を受けず就職活動で使用するメールを常時使用できるなど、運用面の向上を目指す。運用開始は2011年9月より。 従来京都教育大学では、教育研究用、教務、法人などサーバ60台による全システムを、すべて大学内で管理していた。その後、基幹システムのプライベートクラウドへの移管を検討し、まず2010年2月に、メールシステム、ファイルシステムなどの一部の基幹システ