息子が自閉症の診断を受けてから、今年でちょうど10年になりました。 もう2度と、息子のことで笑うことはない、 もう2度と息子がいてくれて幸せだと思うことはない、と 人間はこれほど涙を流せるものかと思うほど 涙にくれたあの12月の日々が いつの間にか遠い日のほろ苦い記憶になり、 今、私は毎日ゲラゲラ笑いながら暮らしています。 一瞬も目を離すことができなくて 39℃近い熱があっても医者にも行けず、市販の解熱剤を飲みながら ソファーの上で毛布にくるまって リビングで跳び回る息子を明け方まで一睡もできず見守り続けた夜。 今、私は息子が遊んでいる横で ぐーぐー昼寝をしています。 家を出るときには必ず息子の手首を握り締めたり、 手を振り払って逃げられないように、フードつきの服を着せて そのフードの端を握り締めていた私。 今、息子は私がちゃんと付いてきているかどうかを 確認しながら私の前を歩き、 「ちび
![10年 - 雲のむこうはいつも青空](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/df3a50c14b465108d37d0f484920317dd74971fb/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fu.xgoo.jp%2Fimg%2Fsns%2Fblog.png)