画像:情報処理推進機構(IPA)より引用 情報処理推進機構(IPA)は2020年7月8日、ネットワーク暗号化通信技術であるTLSの暗号設定ガイドラインを更新し、2020年3月時点における安全性と相互接続性に適合させた「第三版 TLS暗号設定ガイドライン」にとりまとめ発表しました。TLSとは、ネットワーク上のデータ通信を、悪意のある第三者などに読み取られないようにするための暗号化技術です。暗号化通信技術と不正アクセスはいたちごっこの関係にあり、TLSはその前身でもあるSSL時代を含め、ダウングレード攻撃やロールバック攻撃、POODLE攻撃などの脅威に対して、新技術を導入し対処してきました。 今回のIPAによる改訂は、ウェブサービスが安全性を確保するために求められる、新たな暗号化通信技術の基準を定めたものです。ガイドラインは暗号技術評価プロジェクト「CRYPTREC」に基づき決定され、利便性と