坂本 私は父親の仕事の関係で、本当に小さい時からおおすみさんの演出していた劇団飛行船の客席にいたんですよ。恐らく一番最初に演劇に触れたのが飛行船だったと思います。 おおすみ それが、今もお芝居を続けて居られることと、繋がってるとすると感慨深いですね。 坂本 2歳くらいの時に初めて連れて行かれた時には、「暗転で泣かないか」を母が心配していたそうです(笑)。 おおすみ へぇ(笑) 坂本 もう25年くらい前の話なんですけどね(笑)。それでまぁ大人になって、自分がステージに立つ仕事をしているということに、少なからず影響を受けていますね。 おおすみ 僕は子供向けの仕事をずっとやってきましたが、子供相手の舞台は客席からの反応はありますが、感想って形では伝わって来ないんですよ。だから、そういうのは諦めていたんです。けれど最近、ルパンなんかを見ていた子供が、今では40代くらいになっていて、仕事場などで会う