それはある暑い夏の日のことでした。 その日、私は1年ぶりに友人夫婦とその子供二人と会い、公園で遊んでいました。 公園ではしゃいで遊ぶ子供達を、記念にと携帯電話のカメラで撮っていると、お姉ちゃんの方が興味を持ったらしく、 「どうやって使うの?」 と私の携帯電話をいじり始めたので、使い方を教えてあげると 「ふうおじちゃん、たっくんと並んで座って! 私が写真撮ったげる!」 とかわいいことを言うので、その通りに彼女の弟のたっくんと並んで座りました。 「はい、チーズ!」 楽しいひとときでしたが、今から思えば悲劇は正にそのとき起こっていたのでした。 家に帰り、そのときの写真をよく見てみると、私の背後に恐ろしい物が写り込んでいたのです! 彼女がわざとこうなるように写したのではないことを祈るばかりです。