異端の考古学者・稗田礼二郎の活躍を描いた、伝奇漫画の金字塔『妖怪ハンター』シリーズ。1974年の「少年ジャンプ」誌に発表された第一作「黒い探究者」から40年にわたって書き継がれてきた、名作の謎に迫った大特集。 舞台とおぼしき、謎のかくれキリシタンの里、奇妙な祭り、航空機事故現場で明らかになる環状列石の存在等々、摩訶不思議な物語の背景を強烈なビジュアルと最新の研究を駆使して徹底ガイド。神話や考古学、民俗学を駆使し、壮大なイマジネーションで昇華させた、驚異の諸星ワールドを旅する一冊。 また著者による全28作品の自作解説、京極夏彦氏をはじめ、識者・研究者による解説、また、真冬の南信州で繰り広げられた深夜の仮面祭のルポなど、盛りだくさん。 さらに今回、なんと諸星がオールカラーで描き下ろした「妖怪ハンター」最新作(『雪の祭』)も特別掲載! 昨年刊行の「太陽の地図帖27 諸星大二郎『暗黒神話』と古代史