サクサクした食感やベタベタしない揚げ物は食欲をそそるが、その調理に使われるマーガリンや油にはトランス脂肪酸が含まれる。健康へのリスクが十数年前から指摘され、昨年11月には米食品医薬品局(FDA)が段階的に禁止する方針を打ち出した。国内の食生活は大丈夫なのか。【瀬尾忠義】 【表でわかりやすく】国内に流通している食品のトランス脂肪酸含有量 ◇マーガリンなどに含有/日本では表示義務なし/脂質過剰摂取は避ける 「食品に使う上で安全とは認められない。(規制によって)米国内で年間2万件の心臓発作を予防し、7000人の死者を減らせる」。FDAはトランス脂肪酸「禁止」の意義を、このように説明している。食生活に気を配っている人は「ようやく……」と思われたかもしれない。日本でも10年以上前から健康への影響が懸念され、週刊誌などが「狂った油」といった刺激的な見出しとともに危険性を伝えてきたからだ。 脂質の
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