「富士山の日フェスタ2013 in TOKYO」のセレモニーに出席した(左から)横内正明・山梨県知事、中曽根康弘元首相、川勝平太・静岡県知事 =東京・神田 (撮影 岡嶋博史) 山梨県の横内正明知事と静岡県の川勝平太知事は23日、世界文化遺産への登録を目指している富士山の環境保全のための財源として、登山者から入山料を徴収する意向を表明した。東京都で開いたイベント「富士山の日フェスタ2013」の会場で記者団に語った。 川勝知事は「入山料という形でいただく方向になると考えている」と述べ、横内知事も「入山者に一定の負担をお願いするのは十分あり得る」と話した。 横内知事は「両県が一緒になって検討の場を設ける必要がある」とし、徴収金額などを今後、両県で協議していく考えを示した。導入時期については「関係者の同意が得られれば、早く試験的にスタートすることもありうる」と説明した。