Lesson1~2で見たように,UDPはアプリケーション同士を橋渡しするポート番号だけを管理し,それ以外のしくみを省略することで「軽さ」を実現している。 このため,ただ単純にUDPを使ってデータを運ぼうとすると,データはどんどん送り出せるけれど,相手に届く保証はまったくないという,信頼性がきわめて低い通信になってしまう(図3-1)。 図3-1●UDPそのものは通信の信頼性を高めるしくみを備えていない UDPの仕事はポート番号の管理だけで,紛失したパケットを再送するといった通信を制御するしくみは備えていない。パケットが途中でなくなろうが順番が入れ替わろうが,まったく関知せずやりとりを続ける。 [画像のクリックで拡大表示] 送信側のUDPスタックは,UDPパケットを送ったら,送りっ放しであとは知らんぷり。受信側のUDPスタックも,UDPパケットが届こうが届くまいがおかまいなしだ。 こんな通信し
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