大手製粉メーカー3社は、輸入小麦の価格の上昇などに伴い、来年1月上旬から、家庭用の小麦粉を値上げすることを決めました。 製粉大手の「日清フーズ」と「ニップン」「昭和産業」の3社は、10日までに、来年1月4日の納品分から、家庭用の小麦粉の価格を値上げすると発表しました。 値上げ幅は、 ▽日清フーズがおよそ3%から6%、 ▽ニップンがおよそ1.5%から9%、 ▽昭和産業がおよそ4%から9%で、 日清フーズとニップンでは、薄力粉と強力粉の主力ブランドの店頭での販売価格が、1キログラム入りで15円程度値上げされる見込みだとしています。 国内で消費される小麦の多くは海外産で、政府が一括して輸入していますが、主な産地である北米の天候不順や輸送コストの上昇などで、政府から売り渡される輸入小麦の価格が、先月から引き上げられたことが値上げの主な要因です。 このほか各社では、家庭用のパスタやうどんなどについて