José Gutiérrez Solana : La tertulia del café Pombo (1920) ホセ・グティエレス・ソラーナ 「カフェ・ポンボのテルトゥリア」 この絵の中心で起立しているのが最近邦訳も出版された「グレゲリーア抄」を書いたラモン・ゴメス・デ・ラ・セルナ。彼が主宰するマドリッドの "カフェ・ポンボ" で開催されていたテルトゥリア (時事問題、思想、哲学、芸術について議論する場)にはソラーナも顔をだしていた。マドリッドの風俗や社会の底辺の人びとに目を向けた作品が多かったソラーナであるが、私は彼の一連のカーニバルの作品の暗さがとても好きで、ときどき須磨コレクションの画集をながめるのである。また、このテルトゥリアには私が今調べている Edgar Neville 監督も出入りしており、やがてネビルは「ソラーナの絵画を映像化したかった」と言って『カーニバルの日曜