英メディアの裁判報道で最近、ある日本の植物が話題だ。ジャパニーズ・ノットウィード(Japanese knotweed)という植物で、タデ科のイタドリを指す。日本ではその名が「痛み取り」から転じたとされるほど、民間薬としての歴史もある植物だが、英国では極めて厄介な外来種として悪名が高い。なぜ英国で特に問題となっているのか。背景を探った。(ロンドン・加藤美喜)
2023年2月22日、大阪府立中央図書館は、1階エントランスホールにカームダウン・クールダウンスペースを設置したことを発表しました。 カームダウン・クールダウンスペースとは、発達障害、知的障害、精神障害等の人が外部の音や視線を遮断し気持ちを落ち着かせて、パニックを防ぐためのスペースです。 大阪府立図書館 障がい者サービスのページ(大阪府立中央図書館) http://www.library.pref.osaka.jp/central/taimen/index.html ※2023年2月22日付で、「1階エントランスホールに「カームダウン・クールダウンスペース」を設置しました。」とあります。 大阪府立中央図書館・バリアフリーの施設・設備(大阪府立中央図書館) http://www.library.pref.osaka.jp/central/taimen/taimen_shisetsu.htm#
無名芸術家の作品を市民が購入することで活動を支える「小コレクター運動」が1950年代を中心に盛んだった福井県大野市で、地域が築いた文化や熱意を伝えようとする動きがある。当時の作品を展示する美術館がオープン、市民が所有する絵画を借りて展覧会を開くなどしており、関係者は「多くの人に知ってほしい」と話す。運動は芸術への関心向上と作家の支援を目的に、美術評論家の久保貞次郎さん(09〜96年)が提唱した
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1995年の阪神・淡路大震災以降、兵庫県内の美術館や博物館は収蔵品を守るため、さまざまな手を打ってきた。しかし近年、台風や豪雨が激しさを増し、2019年には川崎市内の美術館で多数の作品が水没。県内でも関係者が天気予報に気をもむ。南海トラフ巨大地震の発生が高い確率で予測され、風水害が頻発する中、各館の備えは新たな局面を迎えている。 〈実は昨日は、高潮がなぎさちゃんの足元まで達して、冷や冷やでした〉 18年9月、兵庫県立美術館(神戸市中央区)の公式フェイスブックに残る発信だ。「なぎさちゃん」は現代美術作家ヤノベケンジさんが手がけた少女像で、同館の南側、海を望む場所に設置。幸い被害はなかったが、スタッフは不安な時を過ごした。 同館は「阪神・淡路大震災からの文化復興のシンボル」として02年に開館。神戸ゆかりの画家小磯良平や、世界的に評価される前衛美術団体「具体美術協会」の作品など約1万点を収蔵する
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ゲームにおいては、たびたび階段描写が存在する。プレイヤーとしてはフロアを上下する通路でしかないのだが、作り込み出すと奥が深い。たとえばキャラモデルの足を段に合わせるにあたっては、さまざまな技術が絡み、こだわればかなりの工数が要されるだろう。そういう意味では、階段描写を見ればその作品におけるテクノロジーの個性が見えるわけだ。そんな階段に着目して紹介するTwitterアカウントが、今回注目を集めるclimbing stairs in video gamingだ。 同アカウントは投稿頻度こそ高くないものの、人気タイトルをカバー。『スプラトゥーン3』や『Ghostwire: Tokyo』、『エルデンリング』などさまざまなゲームの階段描写を紹介。各作品の階段表現が把握できる。しかし一方で、こうした「ゲーム内の特定要素を紹介するアカウント」の中では、人気は地味め。以前弊誌でもセガゲームの階段表現の細か
ジェンダーは空間に内在するのであり、空間は決してジェンダーニュートラルな方法でデザインされることはない──エリザベス・ウィルソン★1 建築とその社会的背景を考えるにあたり、性役割や家族観を反映した居住空間から公衆トイレのデザインまで、ジェンダーは切っても切り離せない視点である。本連載では全6回にわたり、建築理論、建築史、都市計画と公共空間におけるジェンダーとセクシュアリティの言説を紐解き、ジェンダー規範からの逸脱を試みる思考や空間実践を紹介しながら、ジェンダーを切り口に空間のあり方を探る。 フェミニズムから、ジェンダーと空間の理論化へ建築とジェンダーを巡る議論は、これまでどのように展開されてきたのだろうか。はじめに、議論を牽引してきた英語圏における言説を簡単に振り返ってみたい。 イギリスの建築史家ジェーン・レンデルは、建築分野においてフェミニズムの議論が始まったのは1970年代だが、空間と
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潜水艦は感覚器官である👼:いきなりなに言ってんですか。 🐣:まあ聞いてください。いま言った話が出てくるのが、渋谷区立松濤美術館編著『白井晟一入門』にある岡﨑乾二郎『美術館とはいかなる建物だったのか(鯨に吞み込まれたヨナのように考えてみる)』という文章です。 白井晟一入門 総ページ数:243ページ図版と作品解説:174ページ「白井晟一と二つの塔 懐霄館とノアビル」(白井昱磨)「美術館とはいかな shoto-museum.ocnk.net ここで岡﨑は、屋根や井戸などを例に出しながら建築について以下のように再定義しています。(p.18) 建築の中に住むだけで、人は地球の中を水が循環しているのを知ることにもなる。(中略)水の流れだけではない、光も空気(風)も、そして植物、動物、事物の交換も、建築は交換、交流を可能にする回路の束である。(中略)それは人の身体器官の能力を拡張する感覚器官でもあり
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東京都が上映中止した作品は、企画展の趣旨「精神障害者の人権」に反しているのか? 戦前の朝鮮人患者などを取り上げた飯山由貴さんの映像作品 植松青児 エディター・ライター 東京都の外郭団体・(公財)東京都人権啓発センターが美術家の飯山由貴さんに依頼した人権に関する企画展「あなたの本当の家を探しにいく」で、飯山さんが上映を希望した映像作品『In-Mates』を、都の人権部が上映不可とした問題は、朝日新聞が11月2日社説で取り上げるなど、大きな波紋を呼んでいる。 とりわけ、上映不可決定の直前(5月12日)に、都人権部から啓発センター側に送られたメールの内容に対し、批判が集まっている。そのメールには、『In-Mates』の中で出演者の歴史学者・外村大さん(東京大学教授)が「関東大震災時の朝鮮人虐殺事件が事実である」旨を発言していることについての「懸念」や、「在日朝鮮人は日本で生きづらいという面が強調
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><div class=\"naka6-banner\" style=\"margin:0 0 15px;\">\n<p style=\"display:block;margin:0 auto;\"><a href=\"https://www.asahi.com/special/bucha/?iref=kiji_bottom_banner\" style=\"display:block;\"><img src=\"https://www.asahicom.jp/special/bucha/images/banner/bucha-tokusyubanner_660x100.jpg\" alt=\"ウクライナ侵攻
国立新美術館に「向きが間違ったまま展示されている作品」があるという情報を手に入れたので、美術館で間違い探しをしてきました。 ある日、オモコロ編集部に一通のメールが届いた。 メールの送り主は絵画教室ルカノーズ代表の三杉レンジさん。 以前『【挑戦】美術のプロを唸らせろ! 初心者だらけの「現代アート展」!』という記事などでお世話になった画家・美術作家だ。 内容は以下である。 メールよると、なんと国立新美術館に「間違った向きのまま展示されている作品」があるというのだ。 国立新美術館。2021年の来場数は日本の美術館で2番目に多い。そして建物の面積約49,830平方メートルで日本最大。 そんな美術館で「間違った向きのまま展示されている作品」があるとしたら、かなりすごいことなのでは……? ということで早速、三杉さんに連絡をとり、詳しい話を伺ってみることにした。(左上は筆者、ヤスミノ) 「向きの間違った
大槌町が、2年前に指定管理者制度に基づき、町立図書館の運営を外部に委託した際に必要な条例の改正手続きを行わず、現在も法律に違反した状態が続いていることがわかりました。 大槌町は、町内の文化交流センターの3階にある町立図書館について、おととし4月から指定管理者制度に基づき、民間の団体に運営を委託しています。 地方自治法によりますと、自治体は、指定する団体に公共施設の管理を代行してもらうことを条例に明記しなければなりません。 しかし、町によりますと、制度導入の際に条例の改正手続きを失念し、議会への提案を怠っていたということです。 町の担当の職員が、来年度以降の指定管理者の更新の事務処理を行う中で不備に気づいたということで、2年あまりの間、必要な手続きを行わず、法律に違反した状態が続いていることがわかりました。 町は、今月28日の臨時議会に、来年度以降も指定管理者に運営を委託するために必要な条例
飯⼭由貴《In-Mates》《In-Mates》は、26分46秒の映像作品。本作の概要として、小田原のどかによる解説を以下に引用する。 《In-Mates》は、1945年に空襲で焼失した精神病院・王⼦脳病院(東京)の⼊院患者の診療録に基づくドキュメンタリー調の映像作品だ。王⼦脳病院には、1930〜40年まで⼊院し、院内で病没した2⼈の朝鮮⼈患者の記録が残されていた。 本作では、同院の診療録に記録された2⼈の朝鮮⼈患者の実際のやりとりに基づき、ラッパー・詩⼈で在⽇コリアン2.5世であるFUNIが、⾔葉とパフォーマンスによって彼らの葛藤を現代にあらわそうと試みる姿が記録されている。 また作品内では、当時の時代背景へ学びを深めるため、FUNIと飯⼭が精神医学史と歴史学のレクチャーを受ける様⼦も収められている。歴史学については、外村⼤が講師を務めた。 飯⼭はこれまでも、精神医療と⾃らの家族、障害者
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