8日、埼玉県のJR川越駅で、白いつえを頼りに歩いていた盲学校の全盲の女子生徒が何者かに無言で足を蹴られる被害に遭っていたことが分かりました。 埼玉県立盲学校の「塙保己一学園」によりますと、8日午前8時ごろ、高等部1年生の全盲の女子生徒が登校途中、川越市のJR川越駅の通路で、何者かに後ろから足を蹴られました。 生徒は、視覚障害者が持つ白いつえをつきながら点字ブロックの上を歩いていた際、誰かがつえに足を引っ掛けて転んだように感じたということです。 その直後、いきなり無言で後ろから右のひざの裏を蹴られたということで、何者かがつえに引っ掛かったあと生徒を蹴ったのではないかとみられています。 女子生徒は、医療機関で手当てを受け、全治3週間のけがと診断されたということで、近く警察に被害届を出すことにしています。 生徒が通う盲学校では、「視覚障害者が、白いつえの感覚を頼りに点字ブロックを歩いていることを