統一地方選後半戦も選挙期間が終了したところで、外山恒一さんさんについてメモします。 彼の政見放送が話題になっているのは知っていたのですが、そういう「ネットで話題の」一般が煩わしく、敢えて距離を置いていました。そもそも都知事選自体、出来の悪い芝居を見せられているようで、とても積極的な関心を持つことができないでいました。 政見放送を拝見したのは都知事選投票日直前になってからで、ちょっと後悔しました。今回ばかりは「話題」に乗っていた方が正解でした。 一見パラノイア風ですが、最後の「わたしもビビる」からもわかる通り、機知に富んだ人物です。パラノイアにああいう台詞は操れません。 ではまったくの「ネタ」としてやっているのかというと、そうではない。むしろ本気の本気だからこそ、機知を発揮する。 この態度は美しい。 冗談はしばしば「冗談はさておいて」、その後「本当」が始まるものですが、「さておかれ」た後にリ