人体の急所(じんたいのきゅうしょ)とは、ダメージを負いやすい人体の部分のことである。護身術で身を守るため、あるいは戦闘技術として相手を効率よく仕留めるための重点となる。 スポーツや興行として行われる格闘技では、急所狙いに終始することを防ぐため攻撃が禁止されている箇所が多い。逆に近接格闘術のような純粋な戦闘技術では効果的に殺傷するために集中して攻撃する技が使われる。 顔面 出血しやすく攻撃された時の心理的なダメージも大きい。また鼻から出血すると呼吸がしにくくなる。 こめかみ(テンプル) 強打されると平衡感覚が失われ、意識不明になる。 額 強打されると脳に障害が起きる。切られれば大量出血し、目に血が入って視界を奪われることもある。 目 小さな傷でも痛みが激しく、切られれば失明する。深く突かれれば脳までダメージが達して死に至る危険もある。 多くの格闘技で「サミング」と呼ばれる反則技となっている。