(8日、フリースタイルスキー・女子モーグル決勝) 決勝3回目。1番滑走でミスなく滑り降りた4位の上村愛子に対し、最終滑走で3位だったカーニーはミドルセクションのターンで大きなミスが2度あった。それなのに、ターン点で0・5点差をつけられた。 上村のターンは「カービングターン」。スキー板の先端をコブの手前斜面に向かって真っすぐ縦にぶつけていく。板を踏んで体重をかけることで、板をたわませ、そのたわみを利用して左右にターンする。攻撃的な一方、衝撃が上半身にまで伝わるリスクがある。 カーニーは「縦ズレ」のターン。板の底面はずっと雪に接し、滑ると同時に、板が「ズズズ」と縦にずり落ちてくるイメージだ。足の力で板を制御出来れば上半身はぶれにくい。