Linux/Unixであるコマンドやプログラムをrootユーザーで実行させる場合、それが返って不便になる事もあります。 例えば・・・ ・ あるプログラムの実行時には特殊な環境変数をセットしていないといけない ・ あるプログラムはrootユーザーでの実行が禁止されている ・ プログラム実行による出力ファイルがroot権限となる(それを一般ユーザーで編集・実行できない) などです。 ですが、様々な制約を考えるとやはり、そのコマンドをrootユーザーで実行させたいということがあります。 こういった場合、実行したいユーザーでsudoコマンドを通してプログラムを実行させるというのも一つですが、ここで紹介するrunuserコマンドを使えば、rootユーザーから特定のユーザーに成り代わってコマンドを実行させるという事ができます。 runuserの基本的な使い方は下記の通りです。 # runuser -l