戦場カメラマンの渡部陽一が13日、都内で行われた映画『アメリカン・スナイパー』トークショーイベントに出席し、紛争地の最前線での出来事について語った。 映画『アメリカン・スナイパー』フォトギャラリー アメリカ軍で最も強い狙撃手と呼ばれたクリス・カイルの自叙伝をクリント・イーストウッド監督が実写化した本作。この日のゲストは、本作の舞台となるイラクへの取材を通じ、現地のリアルな状況を体感している渡部。「僕は戦場カメラマンとして、世界中の紛争地をまわってきました。紛争では民族や宗教、領土などさまざまな理由で起きていますが、どの戦場でも共通していたことは、犠牲者はいつでも子供たちであるということ」と力強く切り出した。 さらに「紛争地は情報が統制されてしまっていたり、国境が閉ざされてしまっているので、その中で何が起こっているのかわからなくなっていきます」と付け加えた渡部は、「そこで泣いている子供たち