爪と目 [ 藤野可織 ] kato(s)です。 第149回芥川賞を受賞した、藤野可織さんの「爪と目」です。 この作品を読みたいと思った時には、まだ単行本化されてなく、 作品が掲載されていた「新潮 4月号」を探したけど、バックナンバーは どこも売り切れ状態だったのですが、結局、意地になって、オークションで 新潮 4月号を手に入れたのですが… 落札したと同時に単行本も発売され、結局単行本も購入したという なんだかなって感じで思い入れのある作品となりました。 内容の事前知識はほとんどなく読みましたが、純文学、ホラー(サイコホラー) と言われているようで、内容は「わたし」と「あなた」の二人称で書かれている なんともえない独特の世界観、雰囲気を持った作品のような感じです。 「あなた」は眼科で父と出会う。「わたし」の爪と「あなた」の目も必ず出会う。 娘と継母の嫌悪と快感を斬新な語りで描かれ、張りつめた
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