21日、新型コロナウイルスへの感染が判明した沖縄在住の10代女子生徒は、休校期間中(2日~)に家族でスペイン旅行を楽しんでいた。 女子生徒は母親ときょうだい3人、叔母の計6人で13日からスペインに出掛け、20日午前9時30分、首都マドリードから成田空港に帰国した。一行は空港の検疫所でPCR検査を受け、職員から「結果が出るまで空港内で待機してください」と要請されたが、拒絶。説得にあたった職員を振り切ってリムジンバスに乗り込み、羽田空港に向かった。午後5時ごろ、国内線に乗り継ぎ、那覇空港へ出発。到着後、迎えに来た父親の運転する車で自宅に帰った。午後11時ごろ、女子生徒の陽性反応が確認され、翌朝、成田検疫所から保護者に伝えられた。 羽田空港までのバスには6人以外、乗客はいなかったため、県は那覇空港行きの国内線の前後1列に搭乗していた乗客2人と、父親の計8人を濃厚接触者として健康観察をしている。