京都市立小6年の男児(12)が学校の教師に「大麻を吸った」と話した問題で、京都府警は11日、大麻取締法違反容疑で男児の自宅を捜索した。通信制高校1年の兄(17)の部屋の本棚から微量の大麻草が発見され、兄を同法違反(所持)容疑で現行犯逮捕した。男児は「今年9月、兄の部屋の机の上で大麻草を見つけ、4回吸った」と話しているという。 府警少年課などが男児から事情を聴いたところ、信ぴょう性が高く、裏付け捜査が必要と判断した。吸引器具は確認できていないという。今後、児童相談所に通告することも検討している。 京都市教委は同日、市内約250校の小中高と支援学校の校長を集め、問題を受けた臨時の校長会を開いた。府警幹部が薬物取り締まりの法令や危険性などを説明。市教委幹部が、喫煙が入り口となって薬物使用につながる恐れがあることなどを報告した。【川瀬慎一朗、村田拓也】