被災地外でなぜ急増?急性ストレス障害・うつの対策法大きな震災が起きたあと、関心が払われる被災者の方々の心のケア。しかし、被災地から遠く離れた地域でも、心の不調が起きてしまうことは珍しくありません。日常にはない緊張が心にかかることで起こる「急性ストレス障害(ASD)」の症状と、うつ病に進行させないための対策法をご紹介します。 自然災害はなぜいつも思いがけない時に思いがけないところで起きてしまうのでしょうか。4月14日に発生した熊本大地震も、その被害の大きさの映像には声をなくしてしまいます。 被災地から離れた地域の方ならば、被災地を応援するためにできることを考えることが第一になるでしょうが、こうしたショック体験時に気をつけたいものとして、心の病気があります。 2011年の東日本大震災では、発生後2週間ほど過ぎた頃から、被災地から遠く離れた地域でも心の不調を訴える方が増えたことが報道されました。