「世界一のクラブでピッチに立った。興奮しています。今日は寝れないです」 日本のサッカー関係者やファン、さらには現地の関係者たちも驚かせた電撃移籍から6日後、長友佑都は移籍後2戦目となるローマ戦で東洋人では初めてインテルの選手としてピッチに立った。後半30分から出場した長友は、何度か左サイドを突破し、チャンスを作るなど、本拠地サンシーロで上々のプレーを見せ、まずは地元のファンからの支持を獲得することに成功した。 前節のバーリ戦で左サイドバックを務めたキブーが、相手のアタッカーに右フックを見舞うという暴挙に出て、4試合の出場停止処分が下されたため、ローマ戦では長友のスタメン出場が期待されていたが、対戦相手が強敵ローマということもあり、レオナルド監督はチームの戦術を知り尽くしているサネッティを左サイドバックに起用するという安全策を選んだ。 試合は開始早々から攻守が一瞬にして切り替わる非常に