イギリスが国民投票でEU=ヨーロッパ連合からの離脱を選択したことで円高が急激に進み、自動車や電機など大手メーカーの業績への影響が懸念されていますが、ヨーロッパなどでブームとなっている日本の「盆栽」ビジネスにも影を落とし始めています。 さいたま市にあるこの貿易会社は、松やかえでなどの盆栽を海外に輸出する事業を行っていて、輸出先の90%はヨーロッパ向けです。 しかし、このところ円高ユーロ安が続いて業績に影響が出始めており、イギリスの国民投票を受けて円高が急激に進んだため、さらに経営に打撃となることが懸念されています。 また、現在のEUのルールでは、事前に定められた検疫を通れば鉢植えの土も盆栽とともに日本から輸出できますが、イギリスがEUから離脱したあとも同じルールを適用するか分からず、仮に土の持ち込みが禁じられれば、売り上げの10%程度を占めるイギリス向けの輸出が続けられなくなるのではないかと