イギリスで、新型コロナウイルスのパンデミック時に保健相としてロックダウン政策などを主導したマット・ハンコック氏が、この期間にボリス・ジョンソン首相(当時)や政府幹部と交わした10万件以上のメッセージが流出した。英紙デイリー・テレグラフがその内容を掲載し、物議をかもしている。 報道によると、ハンコック氏と閣僚らは、メッセージアプリ「ワッツアップ」のやりとりの中で、ホテルで隔離されている入国者をからかったり、パンデミックの影響を受けた教師を批判したりしていた。 また、2021年にハンコック氏と同僚女性がキスをしている写真が報道された際に、これが新型ウイルス対策の社会的距離の確保に違反したかどうかを40時間以上にわたり話し合っていたことも明らかになった。