共同所有する自宅前の私道に大量の植木鉢などを置いて他の住民の通行を妨害したとして、大阪府警西堺署は24日、往来妨害の疑いで、堺市西区の夫婦=いずれも(77)=を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。2人は1年以上前からこうした「バリケード」を築いて私道を封鎖し、住民とトラブルになっていたという。 逮捕容疑は昨年9月以降、自宅前の私道(幅約3メートル)に植木鉢やコンクリート製ブロックを多数並べ、住民や車の通行を困難にしたとしている。2人は「自分の土地だ」などと容疑を否認しているという。 関係者によると、2人は平成8年から現在の自宅に居住。私道は2人を含む複数の住民が共同で所有していた。2人は自宅前に犬のふんが放置されていたことなどに激高し、15年に私道に金網フェンスを設置。17年3月には府警に往来妨害容疑で逮捕され、有罪が確定していた。