若い頃はアナボリック・ホルモンが体中に充満しているので、どんなものを食べても、どんなトレーニングをしても筋肉は付きます。それはアナボリック・ホルモンが代謝機能を良くし、筋肥大メカニズムに必要なキナーゼ(細胞を活性化させる酵素)とサテライト細胞(筋肉になる前の細胞。活性化されて筋肉になる)を活性化するからです。 アナボリック・ホルモンは、トレーニングと食事に対する体の反応を決定します。ですから、いくらトレーニングしてもアナボリック・ホルモンの量が少なければ、体は少ないなりの反応しかしないので、大部分のトレーニングは無駄になってしまいます。したがって中高年になってアナボリック・ホルモンが減少したら、若い頃と同様に「トレーニングはハードにすればするほど良い」というわけではなくなるのです。 男性ホルモンの減少でメタボになりやすくなる 何をしても楽しくない。エネルギーがない。性欲もない。最近、このよ