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  • 博多 虎張り子:三浦隆さん

    入手場所:博多町家ふるさと館 福岡県福岡市博多区冷泉町6-10 TEL:092-281-7761 九州郷土玩具ツアー。 昨日、熊県~大分県を観光しながら郷土玩具の収集。 2日目の今日は福岡県の郷土玩具を求め博多にやって来た。 来なら製作者の元を訪ねて入手したいんだけど、時間が無いのでそれは無理… てなわけで福岡県の郷土玩具を扱っている施設を調べ、予め取り置きをお願いしておいた。 訪れたのは櫛田神社に程近い場所にある「博多町家ふるさと館」 館内の「みやげ処」には博多銘菓などの土産物の他、博多人形や博多張り子も販売している。 レジのおばちゃんに名前を告げると、予約しておいた張り子をカウンターに並べたくれた。 福岡県を代表とする郷土玩具の博多張り子は、江戸時代から縁起物として作られてきた。 今でもその技術は受け継がれており、博多達磨や虎、お面などの縁起物が製作されている。 こちらの虎張り子は

    博多 虎張り子:三浦隆さん
  • 柏 下総玩具 行水:松本節太郎さん

    入手場所:高崎高島屋(松節太郎遺作展) バナー↓をポチポチッとお願いします 1994年、柏市にある根戸工房(松節太郎さんのお宅)にお邪魔した。 突然の訪問にも関わらず快く部屋に案内して下さり、いろいろな話を伺うことができた。 部屋にはおびただしい数の作品が並ぶ松ワールド、どの人形も素朴で個性的だ。 ユニークな表情の下総人形を見た瞬間とりこになった♪ 松節太郎翁の作品は他では味わえない独特の個性がある。 頂いたプロフィールによると… 1903年(明治36年)、東京下谷で染物屋の四男として生まれた松さんは戦災に遭い柏に疎開。 戦後「郷土玩具」を作り始め昭和23年頃から上野・浅草・亀戸などで街頭販売。 昭和63年、第一回・ヌーベル文化賞受賞。 平成になると各地で「下総玩具展」が開かれる。 2004年(平成16年)、101歳で永眠。 根戸工房さんにお邪魔したのは1994年。 あの時、松

    柏 下総玩具 行水:松本節太郎さん
  • 金沢 犬張り子:中島めんや

    入手場所:中島めんや 石川県金沢市尾張町2-3-12 TEL:076-232-1818 バナー↓をポチポチッとお願いします 北陸新幹線(はくたか)に乗って金沢旅行♪ リーズナブルに観光しようと思い金沢駅前でレンタサイクルを契約。 チャリンコにまたがり金沢の主要な観光スポット(近江町市場・兼六園・金沢城・ひがし茶屋街・21世紀美術館,etc.)をササッと堪能。 その後、金沢に伝わる郷土玩具を求め「中島めんや」さんに向かった。 歴史を感じるこぢんまりとした店内には加賀人形を中心に「米いねずみ」や「もちつき兔」など有名な郷土玩具も販売されている。 そんな中、珍しい犬張り子と目があったので即購入を決めた。 高さ12cmほどの犬張り子。 くりっとした青い目、ブルーの前掛けと赤い服が加賀らしく鮮やかなのが特徴的。 くるんと丸まった尻尾がなんとも可愛らしい。 戌年生まれなので犬張り子は精力的に集めてい

    金沢 犬張り子:中島めんや
  • 越谷 犬張り子:鈴幸人形店

    入手場所:鈴幸人形店 埼玉県越谷市大沢4-6-52 TEL:0489-76-2266 バナー↓をポチポチッとお願いします 越谷駅から県道を越えた大沢の住宅街にある「鈴幸」さん。 予め電話を入れておいたので快くお部屋まで案内してくれた。 鈴幸さんのお宅は玄関から居間まで数多くの郷土玩具が並んでいたのでビックリ! さっそく「鈴幸」さんで作られたコレクションの数々を見せて頂いたところ… オイラが好きな小さな張り子が多くて目がキラキラ♪ 「全部下さい!」と言いたくなるほどだった。 こちらは高さ10.5cmほどの犬張り子。 縁起物のでんでん太鼓を背負っている。 クリッとした青い目が可愛い典型的な犬張り子だ。 「顔をピンクに染めるのがウチの特徴なんですよ」と鈴幸さん。 そう教えてくれた通り、犬張り子の顔はピンクに染まり可愛さMAX♪ 駄菓子菓子! いつも間にか肝心なピンク色が消えてしまった。 鈴幸さん

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  • 日本橋 下町のみみずく:小網神社

    入手場所:小網神社 東京都中央区日橋小網町16-23 TEL:03-3668-1080 バナー↓をポチポチッとお願いします お正月、都内の神社巡りをしていたところ… たまたま小網神社の社務所で見つけた「すすきみみずく」 雑司が谷の鬼子母神以外にもススキで作られたミミズクがあったとはっ! 発見した時は飛び上がるほど嬉しかった♪ 小網神社は日橋に鎮座する強運厄除の神さま・東京銭洗い弁天の社。 日橋地区では唯一現存する戦前の神社建築で中央区有形文化財に指定。 五角形の神楽殿は珍しい造りとなっている。 こちらの授与品は「下町のみみずく」 小網神社の強運厄除のご利益が、ご自身の「み」と、ご家族の「み」に「つ」くようにと頒布しているそうだ。 高さ17cm、赤い耳、クリッとした丸い目が可愛い。 このミミズクは「雑司が谷のすすきみみずく」より使っているススキの量が少なく、 作り方も若干華奢(きゃしゃ

    日本橋 下町のみみずく:小網神社
  • 邑久張り子 首振り虎:武久守さん

    入手場所:岡山県観光物産センター 岡山県岡山市表町1-5-1 TEL:086-234-2270 バナー↓をポチポチッとお願いします 岡山県郷土玩具ツアー。 岡山駅と岡山城の間にあるシンフォニーという円筒状のビル。 その1階に「岡山県観光物産センター」があり、県内の郷土玩具や特産品を販売している。 観光物産センターに入った瞬間、目がキラキラ! 凄い数の郷土玩具が並んでいる~♪ どれもこれも郷土玩具のやHPで見て(いいな~、欲しいな~)と熱望していたモノばかり。 興奮気味に郷土玩具の写真をパシャパシャ撮っていると… ふと視線を感じたので振り返ってみると、レジにいる3人の女性がオイラを見つめていた。 ※確かに怪しいオッサンだ… 高さ20cm、長さ26cmの大きな虎張り子は武久守さんの作品。 口を大きく開き、獰猛な雰囲気がよく表現されている。 江戸時代末期より邑久群の農家で作られてきた張り子の虎

    邑久張り子 首振り虎:武久守さん
  • 奈良 鹿みくじ(一刀彫):春日大社

    入手場所:春日大社 奈良県奈良市春日野町160 TEL:0742-22-7788 バナー↓をポチポチッとお願いします 奈良郷土玩具ツアー。 宿泊した奈良ホテルでレンタサイクルを借り、奈良の街へGO! 清々しい青空の元、風を切って進むチャリンコが気持ちいい♪ 奈良といったら鹿というのは分かっていたが、街のアチコチに鹿がいるのを見ると… (奈良に来たんだな~)って感じがして何だか楽しい♪ 先ずは「東大寺」に行って巨大な大仏様を拝観。 続いて春日大社に向かった。 若草山で鹿たちがのんびりと草をむ様子が見ながら進む… 地図では近いと思ったのに春日大社は広大で大変な思いをして辿り着く事ができた。 ここは全国にある春日神社の総社。 奈良のシンボル的存在となっている鹿は、春日大社の神様のお使い。 国の天然記念物にも指定されているので奈良公園内で生き生きと生活している 奈良の鹿はインドの牛のような立場

    奈良 鹿みくじ(一刀彫):春日大社
  • 唐津曳山人形 飛龍:唐津民芸曳山

    入手場所:唐津民芸曳山 佐賀県唐津市石町92-1 TEL:0955-72-7616 バナー↓をポチポチッとお願いします 九州郷土玩具ツアー(3日目) 博多駅前でレンタカーを契約。 西九州道をかっ飛ばし佐賀県の唐津にやって来た。 唐津と言ったら唐津城と「唐津くんち」が有名だ。 唐津市内を巡行する14台の絢爛豪華な曳山は高さ約7メートル、重さ約2~3トン。 赤、緑、金など色鮮やかに輝く巨大な山車は圧巻だ。 そんな唐津の曳山をミニチュアにした郷土玩具が欲しくて代表の西田紀一さんのお宅に電話をかけた。 西田さんはとても感じの良い方で、快く工房に案内して下さった。 工房では曳山人形を製作中、丁寧に彩色の作業をしている女性の姿が見える。 作業場を見てテンションMAX♪ キョロキョロしていると西田さんが曳山人形の製作過程を順番に説明してくれた。 まずは人形の基となる型、大きな型から小さな型まで種類豊富

    唐津曳山人形 飛龍:唐津民芸曳山
  • 中湯川土人形 扇持ち戌:青柳守彦さん

    入手場所:会津武家屋敷 会津若松市東山町東山温泉入口 TEL:0242-28-2525 福島県郷土玩具ツアー。 4度目になる今回は郷土玩具の宝庫「会津若松市」を訪れ、製作者の方から直接入手することが出来た。 現在、郷土玩具を収集しようと思ったら色々な方法があるが… 一番の醍醐味は製作者の元を訪れ、直接お会いして話を聞きながら入手する事だと思っている。 わが家の人形ケースの中には数々の郷土玩具が並んでいるけれど、思い入れのあるのは全て直接入手した人形だ。 でもね。 時間の制約や距離的な問題から、なかなか直接お会いするのは難しい。 今回どうしても入手したかった「中湯川土人形」 窯のある中湯川地区までは行けないので、製作者の青柳さん宅に電話をかけ会津若松市内で販売している店舗を教えて頂いた。 その際、少しだけ話をする事が出来た。 青柳守彦さんは浅草生まれの東京育ち。 旅行中に知り合った方に感銘を

    中湯川土人形 扇持ち戌:青柳守彦さん
  • 五箇山 一本角獅子頭:越中和紙

    入手場所:五箇山土産物店 富山県南砺市 バナー↓をポチポチッとお願いします 富山県に行った友達からお土産で頂いた高さ9cmの獅子頭。 それから数十年後。 旅行で五箇山地方を訪れ、のどかな風景に溶け込む「合掌造り(世界文化遺産)」の家屋を見てきた。 集落の豊かな自然をはじめ、受け継がれてきた歴史文化、そこに住む人々の温かい心に魅了された。 北陸地方の獅子頭は真ん中に1の大きな角(つの)があるのが特徴的。 1角の獅子頭は、お釈迦様が暴れる獅子を押さえる為、頭に宝晶を埋めて鎮めたという伝説によるものらしい。 角の前には3か所から毛が生えている。 ギョロっと大きな目と歯が金色に彩色された真っ赤な獅子頭。 手作り感が満載、五箇山和紙で作られているようでゴワッとした厚めの手触りでどっしりとしている。 裏には「五箇山みやげ」 「厄除」と書かれている。 五箇山和紙のHPによると… 「世界遺産合掌造り

    五箇山 一本角獅子頭:越中和紙
  • 修善寺 夜叉王:修善寺屋

    入手場所:修善寺屋 静岡県伊豆市修善寺952 TEL:0558-72-5571 バナー↓をポチポチッとお願いします 伊豆最古の温泉といわれている修善寺温泉。 平安時代に弘法大師が開いたという“修禅寺”(修善寺とは字が違う)へ参拝。 弘法大師が独鈷を用いて岩を砕き、そこからお湯が湧出したという伝説が残る“独鈷の湯(とっこのゆ)”で記念撮影をした。 その後、お土産でも買おうかと立ち寄った店が「竹と民芸品 修善寺屋」さん。 店内には修善寺を中心とした伊豆の名産品がところ狭しと並んでいる。 その中「夜叉王」と書かれた木彫りの人形に心を奪われ、気がついた時にはレジに並んでいた。 高さ7cm、作務衣のようなものを着た老人の人形。 右手には木槌、左手には彫刻刀のような物を持って何かを作っている様子だ。 はて「夜叉王」とは何ぞや? 家に戻ってから「夜叉王」を調べてみると… なんと「夜叉王」は鎌倉幕府2代将

    修善寺 夜叉王:修善寺屋
  • 高松張り子 寝牛:太田みき子さん

    入手場所:香川県商工奨励館 香川県高松市栗林町1-20-16栗林公園内 TEL:087-833-7411(代) バナー↓をポチポチッとお願いします 長さ9cm、張り子製の嫁入り人形。 その昔 讃岐地方では婚礼の際、嫁ぎ先の近所の子供達に手土産として小さな人形を配る風習があった。 娘の幸せを願う親の心が込められた「嫁入り人形」 数十種類あり、その殆どがめでたい縁起物だ。 購入した「寝牛」の張り子は嫁入人形でもおなじみの縁起物。 なぜ寝牛が縁起物なのか? 寝牛の由来は「牛のように辛抱強くなれるように」という願いが込められているそうだ。 辛抱強くなる事が縁起物?というのは現代では少々疑問が残るけど… 江戸時代の女性は耐える事が幸せに繋がっていたのかもしれない。 娘の幸せを願う親心は今も昔も変わらない。 ↑この牛の中に「カエル」が隠れてる?w 入手日:2004年3月21日 ※掲載されている内容は当

    高松張り子 寝牛:太田みき子さん
  • 金沢 米食いねずみ:中島めんや

    入手場所:中島めんや 石川県金沢市尾張町2-3-12 TEL:076-232-1818 バナー↓をポチポチッとお願いします 北陸新幹線(はくたか)に乗って金沢旅行♪ リーズナブルに観光しようと思い金沢駅前でレンタサイクルを契約。 チャリンコにまたがり金沢の主要な観光スポット(近江町市場・兼六園・金沢城・ひがし茶屋街・21世紀美術館,etc.)をササッと堪能。 その後、金沢に伝わる郷土玩具を求め「中島めんや」さんに向かった。 歴史を感じるこぢんまりとした店内には加賀人形や金沢張り子(加賀八幡起上り・虎張り子,etc.) さらに「米いねずみ」や「もちつき兔」などのカラクリ玩具等、石川県を代表とする郷土玩具が並んでいた。 こちらの「米いねずみ」は高さ11cm、長さ6cmほど 頭と尻尾を上げた木彫りの黒ネズミと台座が竹ひごのバネで繋がっている。 ネズミの背中を押すと、頭と尻尾を下げ「コツコツ」

    金沢 米食いねずみ:中島めんや
  • 琉球張り子 ケンタウロス:豊永盛人さん

    入手場所:玩具ロードワークス 沖縄県那覇市牧志3-6-2 TEL:ん098-988-1439 バナー↓をポチポチッとお願いします 念願の沖縄旅行が決まった。 青い空、エメラルドグリーンの海、ビキニの姉ちゃん。 想像するだけでワクワクが止まらない。 さらに、沖縄には古くから伝わる郷土玩具もあると聞く。 ネットで「沖縄 郷土玩具」と検索してみると… 「豊永盛人」という名前が必ず登場する事が分かった。 Wikipediaによると… 豊永盛人さんは幼少期から琉球玩具に親しみ、特に琉球玩具の第一人者だった古倉保文の作品を好んでいたという。 画家を目指して芸術科のある高校に進学したが、沖縄県立芸術大学に進学後は彫刻を専攻した。 民芸品店を営む高校時代の同級生からの誘いで琉球張り子の制作を始めた。 2002年8月、那覇市首里に「玩具ロードワークス」を開店(2011年2月同市牧志に移転) と書かれていた。

    琉球張り子 ケンタウロス:豊永盛人さん
  • 金沢 加賀獅子頭:中島めんや

    高さ6cm、木彫りの獅子頭。 1角でギョロッとした鋭い目、大きな口には刀を咥えている。 角と目、歯が金沢らしく金色で彩色されてゴージャスさを醸し出している。 同封の栞によると… 加賀獅子頭は、天正十一年藩祖前田利家公が金沢城に入府のおり、御前にて獅子舞を演じて祝ったのが由縁となって、代々の落 主の奨励と町人文化の発展に影響されその豪華さは天下随一となった。 弘化・嘉永年間には全盛を極め大野弁吉、荒木乗階、沢丘忠平等の名工も輩出、それらの作は今尚現存し八方にらみの表現はユーモラスながら気品を保ち、祭礼等には各町村競って獅子舞を演ずる風習は、加賀の名物と言われている。 その特異な威容によって、男子出生の場合には魔除け、厄払いとして必ず座右に飾られたのみならず獅子頭にちなみ立身出世の象徴としても愛玩せられるに至ったのである。と書かれていた。 加賀獅子頭の特徴は八方にらみ… 魔を寄せつけないとさ

    金沢 加賀獅子頭:中島めんや
  • 大分 めじろ笛:豊泉堂 宮脇弘至さん

    入手場所:民芸の店ぶんご 大分県大分市府内町3-7-29 TEL:097-532-6436 バナー↓をポチポチッとお願いします 郷土玩具を求め大分県にやってきた。 来なら製作者さんのもとにお邪魔して、直接お話を伺いたいんだけど… 過密なスケジュールを組んでしまったので郷土玩具に使える時間は少しだけ。 なので前もって「民芸の店ぶんご」さんに電話して欲しい人形を揃えて貰っていた。 「民芸の店ぶんご」さんのお姉さんはメッチャ明るく気持ちいい接客♪ 郷土玩具にも詳しくいろいろな話を聞かせてくれた。 こちらは高さ4cmほど鮮やかな緑色をしたメジロの土笛、上を向いた目が可愛いね。 笛口は赤く塗られ、身体の中央に梅の花の紋様がピンクで描かれている。 めじろは大分県の県鳥で、豊後梅は大分県の県花に指定されているそうだ。 大分県に古くから伝わる郷土玩具を復元している豊泉堂さん。 廃絶した人形に新たな息吹を

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  • のごみ人形 かえり猿:能古見人形工房

    入手場所:民芸の店ぶんご 大分県大分市府内町3-7-29 TEL:097-532-6436 バナー↓をポチポチッとお願いします 九州郷土玩具ツアー。 大分市にある「民芸の店ぶんご」さんの店内は郷土玩具で埋め尽くされていた。 ワクワクしながら眺めているとビビッと惹かれる人形が目に入った。 それがコチラの「かえり猿」 黒い角に青い鼻、真っ赤な牛にゴージャスな金色の猿が乗った土人形。 仏様の化身といわれる牛の背中に山の神様である猿が乗った素晴らしい縁起物。 「神仏を救い金色の身となりかえりくる」という姿を表しているそうだ。 同封の栞に“のごみ人形”の由来が書かれていた。 のごみ人形が作られているこの地は、九州有明海に面し、霊峰多良岳を控えた山紫水明の佳境であります。 日三大稲荷の一つ祐徳神社の北方に位置し、歴史的にもこの地方で最も由緒深い環境の中にあり、戦争終結の年の昭和二十年、この「のごみ人

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  • 横浜 梅枝鷽守り:岡村天満宮

    入手場所:岡村天満宮 神奈川県横浜市磯子区岡村2-13-11 TEL:045-751-2008 バナー↓をポチポチッとお願いします 紅白梅の造花の枝から木彫りの鷽が吊り下げられた珍しい授与品。 鷽のサイズは僅か2cm程なれど、羽根の部分がきちんと緑に彩色されて綺麗だ。 梅の枝にはそれぞれ「岡村天満宮」「除災招福」の礼護符が付いている。 岡村天満宮は鎌倉時代(建久年間)、源頼朝の家臣が鎌倉から当地に移り住むようになった時、京都の北野天満宮の分霊を祭ったことが始まりだと伝えられている。 かなり歴史のある天神様なんだね~! 岡村天満宮といったら郷土玩具マニアの中では西瓜天神(すいかてんじん)が有名だ。 両袖を跳ね上げた天神人形はカットした西瓜を思わせる形をしている。 この「梅枝鷽守り」は西瓜天神を授与して貰おうと思って来た時、社務所で発見! 鷽は大好きなので見つけた時は嬉しかったなぁ♪ 入手日:

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  • 会津福助:いがらし民藝 栗城榮之さん

    入手場所:五十嵐民芸 会津若松市駅前町 1995年1月。 第1回福島郷土玩具ツアーはアフタースキーで訪れた。 「アルツ磐梯スキー場」でスキーを楽しんだ帰り道。 友達たちに無理を言って会津若松市内にある「五十嵐民芸」さんまで付き合って貰った。 店内には大小さまざまな「赤べこ」がずらりと並び… 全ての「赤べこ」が空調の風を浴びて「うんうん」とうなずきながら首を振っていた。 そう、五十嵐民芸さんは郷土玩具界では超メジャーな「赤べこ」を始め会津若松に伝わる郷土玩具(張り子)製作の第一人者だ。 五十嵐民芸さんを訪れたのは郷土玩具を集め始めたばかりの頃。 しかも将来ブログで郷土玩具を紹介するなんて事はからっきし思って無かったので「五十嵐民芸」さんの外観写真など撮るわけが無い。 そんな五十嵐民芸さんも平成17年で閉業したと聞いた。 今思えばとても勿体ない事をしたと思う… 五十嵐民芸さんではメインの「赤べ

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  • 会津唐人凧:竹藤 鈴木英夫さん

    入手場所:竹藤 福島県会津若松市中央1-2-7 TEL:0242-22-1068 「会津郷土玩具ツアー」の直前、竹藤さんに電話確認… 9:30から営業と聞いていたのに、9:35に行っても木戸が全て閉まっていた。 いや~歴史を感じさせられる外観だねぇ(こりゃ素晴らしい♪) しばらく待っていると御主人が木戸を開け始めた。 竹藤さんは寛永元年(1624年)創業。 外観もさることながら赴きのある店内には竹製品をはじめ、数多くの民芸品が並んでいた。 そんな中、目当ての会津唐人凧を発見。 ギョロッと睨みつけながら真っ赤な舌を出している。 怖いというかユニークというか… とても愛着のある顔立ちの凧は「べろくんだし」とも呼ばれているそうだ。 ※そういえば、会津には「べろ長伝説」という妖怪の話があるね。 このような絵柄の凧は九州地方(長崎県のバラモン凧など)で多く見られるけど、なぜ会津地方で作られるようにな

    会津唐人凧:竹藤 鈴木英夫さん