現在、池袋キャンパスで建設が進んでいるロイドホール(18号館)。その中に設置される新しい図書館は、これまでにないコンセプトを盛り込み、収蔵冊数200万冊を誇る豊かな知のスペース。図書館長の石川巧教授をゲストに、新しい図書館の魅力とこれからの図書館に求められる役割、多様な読書体験がもたらすものなどについて語り合いました。 石川 巧(以下、石川) 現在、池袋キャンパスには図書館本館のほかに人文科学系図書館、社会科学系図書館、自然科学系図書館の3つの研究図書館が点在していますが、これを1カ所に集めて、2012年後期にロイドホール(18号館)内にオープンするのが中央図書館(仮称、以下中央図書館)です。地上3階、地下2階の5フロアからなり、おそらく都内の私立大学では最大級の図書館になると思います。 大きな特徴は、収蔵冊数200万冊のうち半分の100万冊が、ロボットのような機械で運ばれてくる「自動書庫