3月2日、米国株式市場は薄商いの中、反落。写真はニューヨーク証券取引所。2月撮影(2012年 ロイター/Brendan McDermid) [ニューヨーク 2日 ロイター] 2日の米国株式市場は薄商いの中、反落。原油安を嫌気し、エネルギー株が下げを主導したほか、工業・金融株を含む他の景気敏感株も売られた。 S&P総合500は年初来の上昇率がおよそ9%に達している。だが経済指標がまちまちの内容となっていることに加え、イランとイスラエルの緊張が高まっていることを受け、投資家の間で上値を積極的に追う動きは見られない。 JPモルガン・ファンズの首席市場ストラテジスト、デービッド・ケリー氏は「やや押し戻された格好だ。大幅な上昇局面の後では無理もない」と指摘。「大きな材料が出ない限り上昇は続く見通しだが、欧州・中東情勢をめぐる不透明さから、非常に緩やかな上昇にとどまる」との見方を示した。 この日