メキシコ南東部チアパス州で、干ばつのため貯水池の水位が下がり、水没していた16世紀建造の教会が姿を現した。幻想的な姿を間近で見ようと、多くの人がほとりからボートで乗り付けているという。現地メディアやAP通信が伝えた。 雨不足で水位が約23メートル下がったところ、教会が現れた。サンティアゴ教会という名前で、幅14メートル、高さ10メートル、奥行き61メートル。16世紀に建設されたものの、1770年代に流行した疫病で亡くなった人々の遺体が運び込まれた後、使われなくなった。1966年に貯水池が造られ、水没したという。2002年の干ばつ時にも姿を現したという。(ロサンゼルス=平山亜理)